退職合意書 テンプレート(無料・日本語/英語対応)

必要事項を入力するだけで、合意退職に関する退職合意書を数十秒で作成。解決金、離職票区分(会社都合/自己都合)、最終給与精算、清算条項、貸与物返還・機密保持・不誹謗の標準条項を搭載。日本語と英語の表示切替、本文の直接編集、PDFエクスポートに対応した無料ツールです。

最終確認: · 日本の雇用終了で最も紛争リスクが低い手法

退職合意書ジェネレーター

退 職 合 意 書

株式会社サンプル(以下「甲」という。)と、 田中 太郎(以下「乙」という。)とは、 甲乙間の労働契約の終了に関し、下記のとおり合意したので、本書を作成し、甲乙双方記名押印のうえ、各自1通を保有する。

  1. 第1条(退職日) 甲乙は、乙が 2026年6月30日 をもって甲を退職することを合意する。
  2. 第2条(退職事由及び離職票区分) 本件退職は甲乙の合意によるものとし、雇用保険上の離職票における離職区分は「会社都合」として処理する。
  3. 第3条(解決金) 甲は、本合意に基づき、乙に対し、解決金として ¥3,000,0002026年7月25日 までに乙の指定する金融機関口座に振込送金して支払う。振込手数料は甲の負担とする。
  4. 第4条(賃金等の最終精算) 甲は、未払賃金、未消化年次有給休暇に対する手当、その他乙に対し支払うべき金員の一切を、2026年7月25日 までに乙の指定する金融機関口座に振込送金して支払う。
  5. 第5条(貸与物の返還) 乙は、退職日までに、甲より貸与中のすべての物品(社員証、PC、書類、機密情報を含む電子データ等)を甲に返還するものとする。
  6. 第6条(機密保持義務) 乙は、退職後においても、在職中に知り得た甲及び甲の取引先に関する一切の機密情報(営業秘密、顧客情報、技術情報、人事情報を含む。)について、第三者に開示又は漏洩してはならない。
  7. 第7条(不誹謗) 甲及び乙は、相互に、口頭、書面、SNS等のいかなる方法によっても、相手方の名誉、信用又は社会的評価を毀損する言動を行わない。
  8. 第9条(清算条項) 甲及び乙は、本合意書に定めるもののほか、雇用契約に関し、相互に何らの債権債務がないことを相互に確認する。乙は、退職金、解決金、未払賃金、損害賠償その他名目のいかんを問わず、甲に対し、本合意書に定める以外の金銭請求その他一切の請求を行わないことを確約する。
  9. 第10条(協議事項) 本合意書に定めのない事項又は本合意書の解釈について疑義が生じた場合は、甲乙誠実に協議のうえ、これを解決する。

以上

2026年5月15日

住所: 〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-1-1

会社名: 株式会社サンプル

代表取締役: 山田 花子  印

住所: 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-3-4

氏名: 田中 太郎  印

送信準備ができたら 上のプレビューをそのままPDFでダウンロードできます。メールアドレスはファイル受領のみに使用します。

使い方

紛争リスクが最小の退職合意書を60秒で作成

退職合意書は、日本における雇用関係終了で最も紛争リスクが低い手法です。甲乙双方が署名捺印し、各自原本1通を保有し、清算条項により執行後の金銭請求のほぼ全てが排除されます。シニア役職者の退任、業績不振による退職交渉、調停・訴訟後の和解で標準的に用いられ、近年は使用者がクリーンな書面記録を残したい通常の退職案件でも増加しています。

1. 合意退職の優位性

日本の解雇紛争はほぼ全て労働契約法第16条(客観的合理性・社会通念上の相当性)を巡って判断されます。合意退職には一方的解雇が存在しないため、この実体的審査が及びません。明確に記載された清算条項と組み合わせることで、争点となり得るシナリオの大部分が事前に排除されます。

2. 解決金

任意ですが、使用者側から退職を提案する場合は実務上の標準です。労働者は解雇を争う権利を放棄する対価として解決金を受領します。金額は完全に交渉次第で、争訟性のない案件で基本給1〜6か月分、執行役員・争訟性のある案件ではそれ以上が一般的です。解決金は退職所得として課税され、退職所得控除等の優遇税制が適用されます。手取り額の試算には退職金計算機を利用してください。

3. 離職票区分(会社都合 vs 自己都合)

使用者がハローワークに報告する離職票上の区分です。会社都合は労働者に即時受給可能・給付期間長というメリットがあります。自己都合は約2か月の給付制限期間と給付期間短縮があります。多くの退職合意書では、解決金額と並ぶ交渉ポイントとなります。労働者にとっては解決金そのものよりも経済的な意味が大きい場合もあります。

4. 清算条項

退職合意書をクリーンブレイクとする条項です。本合意書に定めるもののほか、当事者間に雇用契約に関し相互に何らの債権債務がないことを確認します。この条項がなければ、労働者は事後的に未払残業代、未払賞与、損害賠償、解雇無効を請求でき、本合意書はこれらの請求を妨げません。

5. 標準的な引継ぎ条項

貸与物の返還、機密保持義務の継続、相互不誹謗の各条項はデフォルトで搭載されます。競業避止義務の存続はデフォルトでオフとなっており、誓約書又は労働契約上の条項が実在する場合のみオンにします。実在しない競業避止条項を載せても無効であり、ドラフティングの粗さを示すことになるためです。

6. テンプレートにない条項は直接編集

プレビュー上部の「編集」ボタンで本文を直接編集できます。株式・ストックオプション処理、分割払い条項、ガーデンリーブ規定、特定プロジェクトへの言及、清算条項からの除外事由等、テンプレートが想定していない事項はここで追加してください。

7. PDFで出力

「PDFをダウンロード」を押し、メールアドレスを入力するとPDFがブラウザ内で生成されます。プレビューに表示されている内容(日本語または英語)がそのままエクスポートされます。

注意点

  • 労働者に十分な検討時間を与えること。即日署名を強要することは、事後の意思表示瑕疵(強迫・錯誤)による取消主張の最大の原因です。
  • 争訟性のある案件、執行役員案件では、労働者にも独立した法律相談を推奨してください。清算条項の有効性が強化されます。
  • 未払残業代等の請求がある労働者については、清算条項に含めるか、別途処理として除外するかを検討してください。文言が重要であり、署名時に労働者が認識していなかった事実については、概括的な清算条項の効力が及ばない場合があります。
  • 株式、株式報酬、賞与等を有するシニア役職については、その処理を明示的に文書化してください。清算条項のみで処理することは避けるべきです。
  • 争訟性のある案件、非標準的な状況においては、必ず社会保険労務士又は弁護士による文言確認を経てください。

用語

主要項目の意味

退職合意書

使用者と労働者が合意により雇用関係を終了する旨を、合意条件とともに書面で記録する契約書。労働契約法第16条の解雇審査を経ないため、紛争リスクが最も低い手法。

清算条項

本合意書に定めるもののほか、雇用契約に関し当事者間に相互に何らの債権債務がないことを確認する条項。執行後の金銭請求を原則として排除する。

解決金

本合意書に署名し、清算条項を受け入れる対価として、使用者から労働者に支払われる金員。任意だが、使用者側から退職を提案する場合は実務上の標準。退職所得として優遇税制下で課税される。

離職票区分

使用者がハローワークに報告する雇用保険上の離職証明の区分。会社都合は労働者に即時受給可能と給付期間長を、自己都合は約2か月の給付制限と給付期間短縮をもたらす。

労働契約法第16条

解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当であると認められない場合は無効とする実体的ルール(解雇権濫用法理)。合意退職には適用されない。

不誹謗

甲乙双方が、いかなる方法によっても相手方の名誉、信用又は社会的評価を毀損する言動を行わない旨の相互合意。情報を保護する機密保持とは区別される。

ハローワーク/離職票

ハローワークは雇用保険を所管する公共職業安定所。離職票は使用者が労働者に交付する書面で、これにより労働者は失業給付を申請できる。記載の区分が給付制限期間と給付期間を決定する。

意思表示の瑕疵(民法)

署名済みの合意書を取消すための民法上の根拠。退職合意書に対する労働者の取消主張は通常、強迫(圧力下での署名)、錯誤(重要な事実の誤認)、又は詐欺(不実表示による誘導)に基づく。

よくある質問

退職合意書に関するよくある質問

退職合意書とは?

退職合意書は、使用者と労働者が合意により雇用関係を終了する旨を、合意条件とともに書面で記録する契約書です。退職日、離職票区分、解決金(支給する場合)、貸与物返還・機密保持・不誹謗等の標準条項、そして雇用契約に関する一切の債権債務を清算する清算条項を含みます。

なぜ紛争リスク最小の方法とされるのですか?

双方が書面で合意し署名捺印しているためです。日本の解雇紛争のほとんどは労働契約法第16条を巡って争われますが、合意退職には一方的解雇が存在しないため、この実体的審査が及びません。さらに清算条項により、雇用に起因する金銭請求その他一切の請求が事後的に清算されます。

「会社都合」と「自己都合」の違いは?

使用者がハローワークに報告する離職票上の区分です。会社都合は待機期間なしでの即時受給と給付期間長を、自己都合は約2か月の給付制限期間と給付期間短縮をもたらします。退職合意書では、当事者間でこの区分を明示的に合意します。

解決金の支給は必須ですか?

必須ではありませんが、使用者側から退職を提案する場合は実務上の標準です。労働者は解雇を争う権利を放棄する対価として解決金を受領します。金額は完全に交渉次第で、争訟性のない案件で基本給1〜6か月分、執行役員・争訟性のある案件ではそれ以上が一般的です。

労働者は署名後に合意書を取消せますか?

成功する取消しは稀です。標準的な根拠は民法上の意思表示の瑕疵(強迫、錯誤、詐欺)です。日本の裁判所は、労働者が検討時間を与えられ、即時署名を強要されておらず、相応の対価を受領していた場合、これらの取消主張をほぼ却下しています。

労働者にどれくらい検討時間を与えるべきですか?

法定の最低期間はありませんが、合理的な目安としては最低数日、シニア役職・執行役員案件では1週間以上です。圧力下での即日署名は、事後の取消主張で最も多く挙げられる要因です。労働者が独立した法律相談を希望した場合は応じてください。

合意書は日本語と英語のどちらで作成すべきですか?

法的に有効な原本は日本語版にすべきです。外国籍労働者向けには、日本語の退職合意書を正本として交付し、英訳を理解のために添付するのがベストプラクティスです。本ツールでは日本語表示と英語表示をワンクリックで切り替えられ、それぞれを別々のPDFとしてダウンロードできます。

本文を直接編集できますか?

可能です。プレビュー上部の「編集」ボタンを押すと、本文を直接編集できます。株式・ストックオプション処理、分割払い条項、ガーデンリーブ規定、特定プロジェクトへの言及、清算条項からの除外事由等、テンプレートが想定していない事項はここで追加してください。

具体的な案件のご相談はこちら

クリーンな退職交渉を一気通貫で:条件・解決金・実務書類

SaiyouTeamは、外資系・国内企業の日本での退職合意書交渉を支援します。解決金の妥当額、離職票区分、清算条項のスコープ、実務書類まで、お気軽にご相談ください。

ご注意。 本テンプレートは退職合意書の一般的な構成を示す参考情報であり、専門家による法的助言の代替ではありません。清算条項のスコープ、解決金額、離職票区分、株式処理、機密保持・競業避止条項の存続等は、いずれも案件特有の起案リスクを伴います。争訟性のある案件、非標準的な状況においては、合意書の文言について、社会保険労務士又は弁護士による確認を必ず受けてください。シニア役職・執行役員案件では、労働者にも独立した法律相談を推奨することが望ましい運用です。