私儀
このたび、一身上の都合により、2026年11月30日をもって退職いたします。
このたび、一身上の都合により、勝手ながら、2026年11月30日をもって退職いたしたく、ここにお願い申し上げます。
以上
2026年10月20日
営業部
田中 太郎 印
株式会社サンプル
代表取締役社長 山田 花子 殿
入力すると、プレビューの退職届に反映されます。「退職願」のボタンに切り替えると退職願のテンプレートとしても使え、どちらもPDFとWordで保存できます。「退職理由」を選ぶと本文の言い回しが変わり、「English」で英語版(Resignation Letter)も表示できます。印刷してそのまま使える退職届のひな形です。
プレビュー
編集モードがオンです。プレビューの文面を直接編集でき、編集した文面はPDFにも反映されます。入力欄を変えると、その項目は入力内容に戻ります。
私儀
このたび、一身上の都合により、2026年11月30日をもって退職いたします。
このたび、一身上の都合により、勝手ながら、2026年11月30日をもって退職いたしたく、ここにお願い申し上げます。
以上
2026年10月20日
営業部
田中 太郎 印
株式会社サンプル
代表取締役社長 山田 花子 殿
October 20, 2026
Hanako Yamada
Representative Director and President
Sample Corporation
I hereby resign from Sample Corporation for personal reasons, effective November 30, 2026.
I respectfully request permission to resign from Sample Corporation for personal reasons, effective November 30, 2026.
Sincerely,
Taro Tanaka
Sales Department
入力内容が1ページを超えています。PDFは2ページ以上になる場合があります。
PDF・Word版・記入例のダウンロードには、メールアドレスの入力が必要です。入力した内容はブラウザの中で処理され、PDFもお使いの端末で作られます。Word版は入力内容を含まないひな形で、上で選んだ書式(退職届か退職願)のファイルです。
書き方
退職届には、表題、書き出し、退職理由、退職日、結びの文、届出日、所属と氏名、宛名の8項目を書きます。白い便箋かA4・B5の用紙に、黒のボールペンか万年筆で書きます。自己都合の退職なら、理由は「一身上の都合により」で足ります。退職願の書き方も同じで、変わるのは表題、退職日の意味、結びの文の3つです。
| 項目 | 書く内容 | このひな形テンプレートの入力欄 |
|---|---|---|
| 表題 | 「退職届」。退職を願い出る段階なら「退職願」。1行目の中央(縦書きは右端の1行目) | 退職届・退職願の切り替え |
| 書き出し | 「私儀(わたくしぎ)」又は「私事(わたくしごと)」。行の下に寄せて書く | 書き出しの選択 |
| 退職理由 | 自己都合は「一身上の都合により」。会社都合は「貴社からの退職勧奨に応じ」など、実際の理由 | 退職理由 |
| 退職日 | 退職届は会社と決めた退職日、退職願は希望日。「〇年〇月〇日をもって」 | 退職日 |
| 結びの文 | 退職届は「退職いたします。」、退職願は「退職いたしたく、ここにお願い申し上げます。」 | 書式に合わせて自動 |
| 届出日 | 提出する日。年は西暦か和暦のどちらかにそろえる | 届出日・年の書き方 |
| 所属・氏名 | 正式な部署名とフルネーム。会社の指示があれば押印する | 所属部署・氏名・押印欄 |
| 宛名 | 会社名と、代表者の役職・氏名に「殿」。縦書きでは自分の名前より上から書き始める | 宛名 |
書式に法律上の決まりはありません。会社が退職届の様式を定めている場合は、その様式に記入します。
就業規則で、退職の申出期限、提出先、会社指定の退職届があるかを確認します。指定の様式があれば、それに記入します。
退職届には、上司と話し合って決めた退職日を書きます。退職日がまだ決まっていなければ、退職願を出します。
白無地の便箋かA4・B5の用紙と、黒のボールペンか万年筆を用意します。パソコンで作るなら、上のテンプレートに入力します。
表題「退職届」、書き出し「私儀」のあと、本文に理由、退職日、「退職いたします。」を書きます。
提出する日、部署名とフルネーム、代表者の役職と氏名を書いたら、日付の誤りや誤字がないかを見直します。
上のテンプレートで作った退職届の記入例です(一身上の都合、横書き)。退職届と退職願のフォーマットとして、記入例のPDFと、縦書き・横書きのWord版をダウンロードできます。Word版はテンプレートで選んでいる書式(退職届か退職願)のファイルで、〔 〕の部分を書き換えて使います。ダウンロードには、メールアドレスの入力が必要です。
外資系企業などで英語の退職届が必要な場合は、テンプレートのプレビューを「English」に切り替えると、同じ内容の英語版(Resignation Letter)をPDFで出力できます。会社が求める言語の版を提出し、もう一方は内容の確認に使います。
例文
退職届の本文は短い定型文です。理由ごとの例文を用意しました。日付と会社名を書き換えれば、手書きでもWordでもそのまま使えます。上のテンプレートで「退職理由」を選ぶと、同じ文が退職届に入ります。
退職届
私儀
このたび、一身上の都合により、〔2026〕年〔11〕月〔30〕日をもって退職いたします。
自己都合の退職は、理由が転職でも家庭の事情でも「一身上の都合により」で足ります。
退職願
私儀
このたび、一身上の都合により、勝手ながら、〔2026〕年〔11〕月〔30〕日をもって退職いたしたく、ここにお願い申し上げます。
退職願は会社の承諾を求める書類なので、「お願い申し上げます」で結び、日付は希望する退職日にします。
退職届
私儀
このたび、貴社からの退職勧奨に応じ、〔2026〕年〔11〕月〔30〕日をもって退職いたします。
会社都合の退職で「一身上の都合」と書くと、自己都合の退職と受け取られるおそれがあります。会社と合意した理由をそのまま書きます。
退職届
私儀
このたび、〔事業所の閉鎖〕に伴い、〔2026〕年〔11〕月〔30〕日をもって退職いたします。
〔 〕には「事業の縮小」「部門の廃止」など、会社から説明された理由を入れます。
自己都合の退職では、転職、結婚、引っ越し、人間関係など、本当の理由を退職届に書く必要はありません。「一身上の都合により」と書けば足ります。厚生労働省の調査では、転職した人が前職を辞めた理由は次のとおりで、どれも退職届の上では「一身上の都合」です。
転職した人が前職を辞めた理由で最も多いもの(2025年)
厚生労働省「令和7年雇用動向調査」表5
転職入職者に占める割合。「その他の個人的理由」「定年・契約期間の満了」「その他の理由(出向等を含む)」を除いた順位です。
理由を聞かれたときは、口頭で前向きに伝えます。会社都合の退職の場合だけは、例文3・例文4のように実際の理由を書きます。
手書き・封筒
退職届は手書きでもパソコンでも有効です。法律で決まった書式はなく、会社の様式や指示があればそれに従います。手書きにする場合の用紙、ペン、封筒は次のとおりです。
| 項目 | 選び方 |
|---|---|
| 用紙 | 白無地の便箋かコピー用紙(B5かA4)。罫線入りならビジネス用のシンプルなもの。100均の退職届セット(便箋と封筒)も使えます |
| ペン | 黒のボールペンか万年筆。こすると消えるボールペンや鉛筆は使わない |
| 向き | 手書きなら縦書きが一般的。パソコンで作るなら横書きでもよい |
| 書き損じ | 修正液や二重線で直さず、新しい用紙に書き直す |
| 印鑑 | 会社の指示があれば認印を押す。スタンプ式の印鑑は避ける |
縦書きでは、右端の1行目に「退職届」、2行目の下に「私儀」と書き、本文は3行目から1字下げて始めます。本文のあとに届出日、次の行に所属と氏名を下に寄せて書き、最後の行に宛名を、自分の名前より上の位置から書きます。数字は漢数字(例:二〇二六年十一月三十日)にします。
封筒の寸法は、日本郵便が公開しているJIS規格(JIS S5502)によります。長形3号・長形4号は定形郵便の大きさに収まるため、郵送する場合も同じ封筒を使えます。
基本
退職届とは、退職することを会社に届け出る書類です。退職願が会社の承諾を求める「お願い」なのに対し、退職届は退職するという意思を伝えるもので、出した後は会社の同意がなければ撤回できません。
実務では、退職の意思を上司に口頭か退職願で伝え、退職日が決まった後に退職届を出す流れが一般的です。役員が役職を辞めるときや、公務員が辞めるときに出すのは辞表です。
| 書類 | 意味 | 出す人・時期 | 撤回 |
|---|---|---|---|
| 退職願 | 退職を願い出る書類。会社の承諾で退職が決まる。結びは「お願い申し上げます」 | 社員が、退職の意思を伝える段階で出す | 会社が承諾するまでなら撤回できる |
| 退職届 | 退職を届け出る書類。会社の承諾がなくても、申入れから2週間で退職となる。結びは「退職いたします」 | 社員が、退職日が決まった後に会社の求めに応じて出す | 出した後は、会社の同意がなければ撤回できない |
| 辞表 | 役職や職を辞する書類 | 役員や公務員が、辞めると決めたときに出す | 役員か公務員かで扱いが異なる |
退職願か退職届かは、表題だけでなく、書いた内容とやり取りから判断されます(厚生労働省「確かめよう労働条件」)。
書類
法律上、退職に書面は必要なく、口頭で伝えても退職できます。それでも書面を出すのは、いつ退職を申し出たかを残すためです。場面ごとの選び方は次のとおりです。
| 場面 | 出す書類 | ポイント |
|---|---|---|
| 退職の意思を初めて伝える | 口頭か退職願 | 会社の承諾を求める段階。退職願は承諾前なら撤回できる |
| 退職日が決まった | 退職届 | 会社が求める場合に出す。日付は決まった退職日 |
| 会社指定の様式がある | 会社の様式 | 表題が退職願でも退職届でも、会社の様式に記入する |
| 会社都合で辞める | 原則不要 | 求められたら、一身上の都合ではなく実際の理由を書く |
| 上司が受け取らない | 退職届を郵送 | 内容証明郵便(配達証明付き)なら、内容と届いた日を証明できる |
会社と退職日や解決金などの条件を取り決めて辞める場合は、退職届とは別に退職合意書を交わします。会社から辞めさせられる解雇の場合は、退職届を出す必要はなく、会社が解雇通知書を交付します。
就業規則に退職の申出期限と手続を定め、社内の様式として退職届を用意しておくと、申出の日付と退職日が記録に残ります。このテンプレートは、会社の退職届の様式としても使えます。受け取ったら受付日を記録し、退職日までに雇用保険の資格喪失と離職票の手続、源泉徴収票の交付を準備し、請求があれば退職証明書を交付します。
タイミング
期間の定めのない雇用では、退職を申し入れてから2週間で退職できます(民法第627条第1項)。ただし多くの会社は就業規則で「1か月前まで」などの申出期限を定めているため、引継ぎを考えて、その期限までに伝えます。
退職の申出期限、提出先、会社指定の様式を確認します。有給休暇の残日数も確かめておきます。
直属の上司に、会議室など人のいない場所で口頭で伝えます。繁忙期は避け、同僚や取引先にはまだ話しません。
引継ぎと有給休暇の消化を考えて退職日を決め、会社の求めに応じて退職届を出します。
引継ぎの資料と予定を作り、後任者に引き継ぎます。社外への挨拶は上司と時期を相談し、残っている有給休暇は引継ぎの予定に合わせて取ります。
社員証やパソコンなど会社から借りている物を返し、会社が預かっている年金手帳などを受け取ります。離職票と源泉徴収票は退職後に届くため、送り先を伝えておきます。
| 方法 | 向いている場面 | 注意点 |
|---|---|---|
| 手渡し | 通常はこの方法 | 直属の上司に、個室で封筒ごと渡す。会社の指定があれば人事部へ |
| 郵送 | 受け取ってもらえない、出社できない | 内容証明郵便(配達証明付き)にすると、文書の内容と届いた日を証明できる |
| メール | 会社が認めている、在宅勤務など | 届いたかどうかを争われやすい。書面と併用する |
| 書類 | 受け取る時期 |
|---|---|
| 離職票 | 退職後、会社がハローワークで手続した後。59歳以上は必ず交付され、59歳未満も本人が希望しないことが明らかな場合を除いて交付される 雇用保険法施行規則第7条 |
| 源泉徴収票 | 退職の日以後1か月以内 所得税法第226条第1項 |
| 退職証明書 | 請求したとき、遅滞なく。退職から2年まで請求できる 労働基準法第22条第1項 |
| 会社に預けている書類 | 雇用保険被保険者証や年金手帳など、会社が預かっている場合に返してもらう |
退職証明書は、転職先に退職の事実や在籍期間を示すときに使います。会社が発行する書式は退職証明書テンプレートで作れます。
法的根拠
退職は労働者の権利で、会社の許可は要りません。ただし、退職できる時期は雇用の種類で変わり、退職届の書き方は失業給付の離職理由にも関わります。退職届を出す前に、次の5点を確認してください。
期間の定めのない雇用は、退職を申し入れた日から2週間を経過すると終了します(民法第627条第1項)。以前は、月給制や年俸制の社員には長い予告期間を必要とする規定がありましたが、2020年4月1日施行の民法改正で、この規定(第627条第2項・第3項)は会社からの解約の申入れだけに適用されるようになり、社員からの退職は月給制でも年俸制でも2週間になりました(厚生労働省「スタートアップ労働条件」)。
就業規則に「退職の1か月前までに申し出る」などの定めがあれば、引継ぎのためにも、できるだけその期限を守ります。一方、会社の許可を退職の条件とする規定は無効とされています(高野メリヤス事件 東京地判昭和51年10月29日、厚生労働省「確かめよう労働条件」)。
期間の定めのある雇用は、やむを得ない事由があるときに限り、契約期間の途中で直ちに辞められます(民法第628条)。ただし、1年を超える契約は、契約の初日から1年を過ぎれば、会社に申し出ていつでも退職できます(労働基準法附則第137条)。高度な専門的知識等を持つ労働者と、満60歳以上の労働者の契約は除きます。契約期間の満了で辞める場合は、更新しない旨を伝えれば足ります。有期の契約の書き方は、契約社員の雇用契約書のテンプレートで確認できます。
退職願のような合意退職の申込みは、会社が承諾するまでなら撤回できます。一方、退職届は出した後、退職願は会社が承諾した後は、会社の同意がなければ撤回できません(厚生労働省「確かめよう労働条件」)。最高裁は、人事部長が退職願を受け取ったことで会社が承諾したと判断しています(大隈鐵工所事件 最三小判昭和62年9月18日)。退職願か退職届かは表題だけでなく、書いた内容とやり取りから判断されるため、迷っているうちは提出しないことが大切です。
退職勧奨に応じた退職や、事業所の廃止による退職は、雇用保険の特定受給資格者(会社都合)にあたります(ハローワーク)。離職理由は、会社と本人の主張を資料で確かめたうえでハローワークが判定し、どちらかの主張だけでは決まりません。会社都合なのに退職届に「一身上の都合」と書くと、自己都合の資料として扱われるおそれがあるため、実際の理由を書きます。離職理由が事実と違うときは、離職票の異議の欄に記入し、ハローワークで事情を説明します。
| 離職理由 | 給付制限 |
|---|---|
| 正当な理由のない自己都合退職 | 原則1か月(退職日が2025年4月1日以降)。退職日から遡って5年間に2回以上、正当な理由なく自己都合退職して受給資格決定を受けた場合は3か月 |
| 会社都合(退職勧奨、事業所の廃止など) | なし |
| 自己の責めに帰すべき重大な理由による解雇 | 3か月 |
出典:厚生労働省「令和7年4月以降に教育訓練等を受ける場合、給付制限が解除され、基本手当を受給できます」。退職前1年以内か退職後に、教育訓練給付の対象講座などを受けた場合は給付制限が解除されます(2025年4月1日以降に受講を始めたもの)。
退職日までに残っている年次有給休暇は、退職日より後に時季を変更できないため、会社は請求どおり与えるほかありません(厚生労働省「確かめよう労働条件」)。残日数は有給休暇の計算ツールで確かめられます。退職届への押印は法律上の要件ではなく(内閣府・法務省・経済産業省「押印についてのQ&A」)、会社から指示があるときに押します。
よくある質問
表題(退職届)、書き出し(私儀)、退職理由、退職日、結びの文(退職いたします)、届出日、所属と氏名、宛名(会社名と代表者の役職・氏名、殿)の8項目です。自己都合の退職なら、理由は「一身上の都合により」と書けば足ります。会社に指定の様式があれば、その様式に記入します。
白無地の便箋かコピー用紙(B5かA4)に、黒のボールペンか万年筆で書きます。こすると消えるボールペンは使いません。100円ショップなどの退職届セット(便箋と封筒)でも問題ありません。パソコンで作るなら、このページのテンプレートでPDFかWord版を作れます。
法律上、手書きでなければならない決まりはありません。手書きのほうが丁寧に見えるという慣習から手書きが多いだけで、パソコンで作っても有効です。会社が手書きや指定の様式を求めている場合は、それに従います。
法律上は必要ありません。内閣府・法務省・経済産業省の「押印についてのQ&A」も、書面への押印は特段の定めがある場合を除き必要な要件ではないとしています。会社から押印を求められたら、認印を押します。テンプレートの「押印欄(印)」で、印の位置を入れるかどうかを選べます。
両方を出す義務はありません。退職の意思を口頭か退職願で伝え、退職日が決まった後に、会社の求めに応じて退職届を出すのが一般的です。会社の様式が1枚だけのこともあるので、就業規則と会社の指示を確認してください。
期間の定めのない雇用では、退職を申し入れた日から2週間で雇用が終了します(民法第627条第1項)。2020年4月の民法改正で、月給制や年俸制の社員も同じ2週間になりました。試用期間中も同じです。会社と合意すれば、もっと早く辞めることもできます。契約社員など期間の定めのある雇用は、やむを得ない事由がなければ契約期間の途中では辞められないのが原則です(民法第628条)。
法律上は、退職の申入れが会社に届けば、会社の承諾がなくても2週間後に退職となります(民法第627条第1項)。ただし、上司に相談せずに退職届を出すと、引継ぎや退職日の調整がこじれやすくなります。先に直属の上司に口頭で伝え、退職日を話し合ってから出すと円満に進みます。
就業規則で申出の期限を確かめ、繁忙期を避けて直属の上司に口頭で伝え、退職日を決めてから退職届を出します。引継ぎの資料と予定を早めに作り、有給休暇の残りと消化の予定も伝えます。退職日までの有給休暇は、会社が時季を変更できないため、残っていれば取得できます(厚生労働省「確かめよう労働条件」)。
退職届は、出した後は会社の同意がなければ撤回できません。退職願のような合意退職の申込みは、会社が承諾するまでなら撤回できます(厚生労働省「確かめよう労働条件」)。最高裁は、人事部長が退職願を受け取ったことで承諾があったと判断しています(大隈鐵工所事件、昭和62年9月18日)。迷っているうちは提出しないことが大切です。
自己都合の退職なら「一身上の都合により」と書けば足り、転職や家庭の事情など本当の理由を書く必要はありません。退職勧奨に応じた場合や事業所の閉鎖など、会社都合の退職で退職届を求められたときは、「一身上の都合」とは書かず、「貴社からの退職勧奨に応じ」のように実際の理由を書きます。
厚生労働省「令和7年雇用動向調査」で転職した人が前職を辞めた理由を見ると、「その他の個人的理由」などを除いて最も多いのは、男性が「給料等収入が少なかった」(9.9%)、女性が「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」(12.9%)でした。男女とも次に多いのは「職場の人間関係が好ましくなかった」(男性8.9%、女性11.5%)です。理由がどれでも、退職届には「一身上の都合により」と書けば足ります。
期間の定めのない雇用は、会社の同意がなくても退職の申入れから2週間で終了します(民法第627条第1項)。直属の上司が受け取らなければ、その上の上司か人事部に相談し、それでも受け取ってもらえないときは、退職届を内容証明郵便(配達証明付き)で送ると、内容と届いた日を証明できます。会社の許可を退職の条件とする規定は無効とされています。困ったときは、都道府県労働局の総合労働相談コーナーに相談できます。
民法は退職の申入れの方法を決めていないため、メールでも退職の意思は伝わります。ただし、就業規則で書面の提出を定めている会社もあり、メールは届いたかどうかを争われやすい方法です。会社が認めている場合を除き、上司に口頭で伝えたうえで、書面の退職届も出すと確実です。
退職日までに受け取るのは、会社が預かっている雇用保険被保険者証や年金手帳などです。離職票(失業給付の手続に使う)と源泉徴収票(退職の日以後1か月以内に交付。所得税法第226条)は退職後に届き、退職証明書は請求すれば遅滞なく交付されます(労働基準法第22条)。離職票は、59歳未満で本人が希望しないことが明らかな場合を除いて交付されます。
会社都合の退職では、通常、退職届は要りません。会社から求められて出す場合は、「一身上の都合」とは書かず、「貴社からの退職勧奨に応じ」「事業所の閉鎖に伴い」のように実際の理由を書きます。退職勧奨に応じた退職は自己都合になりません(厚生労働省)。離職票の離職理由が事実と違うときは、ハローワークで申し立てます。
会社が認めていれば、英語の退職届(Resignation Letter)でも退職の意思は伝わります。外資系企業や、上司が日本語を読まない職場でよく使われます。このページのテンプレートは、プレビューを「English」に切り替えると、同じ内容の英語版をPDFで出力できます。
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本テンプレートと解説は、以下の公式情報に基づいています。発行元のページで根拠規定をご確認いただけます。
ご注意。本テンプレートと解説は一般的な目安であり、専門家の助言に代わるものではありません。法令と制度は2026年10月時点の内容に基づきます。退職の時期や離職理由で迷う場合は、都道府県労働局の総合労働相談コーナー、社会保険労務士又は弁護士にご相談ください。